予防注射について
大切なご家族の健康を守るため、予防注射での病気の予防を推奨しております。
予防注射の効果を保つためには定期的な接種が必要です。
定期的な予防注射を行うことで、命に関わる伝染病の発症や重症化を防ぐことができます。これらの伝染病にかかってしまうと重篤な状態になり命を落としかねません。室内飼いでも予防することを推奨します。
また予防注射で予防できる病気の種類には、狂犬病やレプトスピラ症など人にうつるものもあります。 予防注射のタイミングや、疑問はお気軽にご相談ください。
予防注射の効果を最大限にするには、接種のタイミングが重要です。
特に幼少期は大人に比べると病気に対する免疫力が弱いのと、生まれる時に母親から貰った免疫(移行抗体)が残っているので、それを考慮した接種時期や接種回数を守ることが大切です。
また、健康状態や体質によっては副作用の危険や十分な免疫を獲得できない場合もありますので、予防接種の前に健康状態を確認させていただきます。
同時接種について
異なる種類の予防注射(狂犬病ワクチンや混合ワクチンなど)の同時接種は体に負担がかかるため基本的におすすめしていません。ワクチン接種の間隔は4週間以上を推奨しております。
ワクチンアレルギーについて
予防接種後にアレルギー反応を起こす事がまれにあります。
可能性は低いですが、アナフィラキシーショックという重篤なアレルギー反応を起こす事もあり、緊急治療をしないと命にかかわります。アナフィラキシーショックは通常、接種直後から30分以内に発生する可能性が高いので接種の後はしばらく院内や病院の近くで様子をみて頂く方が安全です。
その他の反応として、顔の腫れや赤み、蕁麻疹、発熱、元気消失、注射部位の痛みなどがあります。
これらの反応は数時間以上経ってから症状が出ることもありますので予防注射はなるべく午前中に接種する事をおすすめしています(夕方接種すると深夜に症状が出てしまう可能性があります)。
ワクチン当日はワクチンアレルギーの症状がでないか、帰宅後も様子を見てあげてください。
注射後2~3日間は激しい運動やシャンプーなどは控えてください。
ワクチンアレルギーへの対応について
上記の症状や他の異常が見られた場合、適切な治療が必要ですのですぐにご連絡下さい。
また、診察時間外は夜間救急へご連絡下さい。
ワクチンアレルギーを起こしたことのある場合は、次回以降の予防接種の際にご相談下さい。