2011.04.05

 

胆泥・胆嚢粘液嚢腫

<胆のうにはどんな病気があるの?>

肝臓では、食べ物の消化を助ける「胆汁」という液体が作られます。

胆汁は胆のうで一時的に貯められ、食べ物の消化のために小腸に分泌されます。

人ではこの胆嚢内に石ができる「胆石症」が有名ですが、ワンちゃんは胆のうにゼリー状の物質が貯まり、

胆のうが機能しなくなる「胆のう粘液嚢腫」(たんのうねんえきのうしゅ)という病気になることがあります。

この状態になると、胆のうの近くにある肝臓、小腸、膵臓にも悪影響がおよび、重症化して胆嚢が破裂し命に関わることもあります。

 

<どういう症状がでるの?>

胆のうの病気は、状態が悪化するまで症状が出ないことが多いですが、

症状が出たとしても、元気がない、あまり動かない、食欲がない、嘔吐、下痢など、胆のうとは結びつかないようなものが殆どです。

重症な場合は黄疸が出ることもあります。

<どんな検査・治療をするの?> 

胆のうの病気は症状が全くないことが多いので、

定期的な健康診断(身体検査、血液検査、レントゲン検査、超音波検査など)で偶然みつかることも多いです。

もし胆のう粘液嚢腫がみつかった場合は、薬などの治療で状態が良くなるか見ます。

それでも悪化するなら、悪くなる前に手術で異常な胆のうを取り除くことで、

全身への悪影響を防ぐことができます。

病気をいち早く見つけるために中年齢以降になったら定期的な検診が大切です。

 

滋賀県近江八幡市   森動物病院

超音波画像:正常な胆嚢                            超音波画像:胆泥の溜まった胆嚢       超音波画像:胆のう粘液膿腫

一覧へ

森動物病院

〒523-0015 滋賀県近江八幡市上田町1281-13  TEL:0748-37-5222
ⓒ Copyright Mori animal hospital All Rights Reserved.